成田で玉砕する



出発日を前に、


電気、水道、ガス、海外転出の手続きを行い、


荷物の大半を、成田空港の郵便局止めで先に送ってしまう。





初め、レンタカーで行こうと考えていたのだが、


空港近辺で、乗り捨て料金無料で乗り捨て出来る会社が無く、


地元から出るバスも無かったので、


そうなると残された手段は、電車のみとなり、


重い荷物を持っての電車移動は、無理なので、


確認を取ってから、局止めで送ってしまった。





後、気になっていたのが、問題と言うほどではないが、小銭。





出国した後は、ただの荷物になってしまうので、


できれば、出国時点で、財布の中から無くしたいところだが、


交通費でも、空港でも、ちょっとしたところで、使う機会もありそうだし、


家に置いていくわけにもいかないしなあ、と悩んでいた。





実際行ってみると、


小銭を入れられるATMを設置している銀行もあったので、


対応するカードを持っていれば、そこで預けてしまうのもありだろう。


残念ながら、自分のは、対応していなかった・・・。





しかし、広い空港内をいちいちATMを探すのも面倒だった。


事前の情報収集では、確認できなかったのだが、


空港内のショップ(出国手続き後を含む)の結構な数で、


電子マネーEdyとsuicaに対応していた。





クレジットカードと一体化しているようなタイプに、


初めから入金して邪魔にならずに、


それだけで交通費と軽食に使うくらいなら可能そうだ。





結局、僕らは、出国間際ばたばたしたせいで、


残した小銭を使い切ることができず、


トランジットで寄った韓国仁川空港で、


日本円小銭も使えたので、そこで飲み物を買い、


残ったのを募金箱に入れた。





さて、当日の最大の山場、


チェックインと荷物の機内預け手続きである。





事前の予想で10㎏は、


制限重量を超える気がしていたので、


機内に持ち込む方に、できるだけ荷物を移し、


その場に臨んだ。





「お二人で、29㎏の超過になります。


超過料金、¥152,500になります。」





クラクラっときた。





他の人の体験記で、


�70,000請求されたなんて書いてあったが、


本当にそんだけ取られることになるとは…。





なんでも、韓国を経由するので、


乗り継ぎ分、更に超過料金がかかるんだとか。





そんなこんなで陰鬱な気分で、成田を後にしたのであった。





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