先日の里山歩き中、現在地確認のために何度かGoogleマップを使った。
しかし、森の中の小径までは記載されているところも少なく、
また、頭上が開けていないところだと明らかに離れているところに現在地が表示される。
はじめは高低差のない道だったので、間違えたら戻りゃいいやくらいで、
適当に参照していただけだったのだが、
後半の多峯主山は、事前に調べてもおらず、
戻ることになったら嫌な高低差のある場所なので、
駅でもらった地図の他にウェブの国土地理院の地図も参照していった。
しかし、この国土地理院の地図が普段Googleマップに慣れた目には、
見づらいこと…。
結果的には、道を間違えることはなかったのだが、
都度都度、現在地確認に時間がかかることが面倒だった。
失くしてしまった地図の出る古いタイプのハンディGPSの方が、こういう時もっと楽だった気がするな。
トレッキングみたいなことする機会が増えるなら、また、ハンディGPS買おうかしら。
しかし、いまどきその為だけに買うのもったいない気がするなあ。
とか、帰宅後とりとめなく考えながらPC前で作業をしていた。
「今日のトラッキングログはどんなかな。」
僕は、普段ジョギングやウォーキングのトラッキングログ(軌跡)を取るのに、
Rukeeperというアプリを使っていて、今回もサブのスマホでアプリを動かしたまま、
ザックに放り込んでおいたのである。
このRunkeeperでは、オープンストリートマップという地図を利用している。
僕は、オープンストリートマップというのは、地図版のウィキペディアだと理解している。
Runkeper内でも何度も目にしているし、それ以前にも存在を知っていて、
何回か試しに見てみたことはあるのだが、細かい路地とか記載されておらず、
正直、使えないなという印象を持っていた。
細い道とか載ってなくてまだまだだな、と思っていたけど、Googleには無い情報が載っていたりすることにこの間気が付いた。 / “ASCII.jp:150万人のボランティアが作る地図がGoogleマップを超える日はくるか” http://t.co/KINDD3F3KB
— ヤトー (@yato) 2014, 6月 18
「あれ!?」
今回、Runkeeper内で地図上のトラッキングログを目で追っていて、
意外なことに気付いた。
前述のGoogleマップで記載されていなかった、
森の小径がオープンストリートマップでは記載されていたのだ。
これで興味が出て改めてオープンストリートマップを見てみると、
他にも違った情報が載っていることがわかった。
オープンストリートマップ
大きな地図を表示
Googleマップ
大きな地図で見る
国土地理院
比較のために3つの地図を並べてみたが、
上から
- オープンストリートマップ
- Googleマップ
- 国土地理院
である。
オープンストリートマップは、「サイクリングマップ」レイヤーで表示している。
オープンストリートマップを見て気付いた利点は、
- 高低差が視覚的にわかりやすい。
- 登山道などの歩行者専用道も記載されているところが多い。
- トイレや水道などがアイコンで記載されている。
といったところだ。
歩きや自転車の人力移動者には、なかなか使える地図という印象を受けた。
しかし、他の2つに比して、オープンストリートマップが優れている、というわけではなく、
それぞれの地図に利点がある。
僕は、とりあえず、オープンストリートマップは、Googleマップと国土地理院地図の中間に値する
地図だと感じたので、上記3つを併用して使っていこうかなと考えている。
だが、残念ながらこのオープンストリートマップ、若干マイナーなせいか、
このデータを使った良い無料のアプリがあまりない。
Androidでは、『OsmAnd Maps & Navigation』がまだ使えたが、
肝心の「サイクリングマップ」が使えなかったので、iOS、Android共に、
オープンストリートマップのサイトへのショートカットをホーム画面に作った方が良さそうだ。
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