雪中キャンプを始めるに前に知っておきたい6つのコツ

スノーキャンプに興味があるけれど、
なんか大変そう…。
キャンプは何度かしたことがあるだけれども…。

そういう人って少なくないと思う。
自分もかつてはそうでした。

でも、やってみるとわかるけれど、
そんなでもないんです。

結局、雪の中でキャンプしているっていうだけですから。

スノーキャンプ用意した方がいいものは、いくつかあるけれど、
今までキャンプしていたというのなら、そんなに多くはない。

ということで、これから始める人向けに、
こんな物用意しておいたほうがいいなど
ちょっとまとめてみました。





全体的に言えるのは、当たり前だけど、「寒さ」への対策。
もっとも、動いている分には、風が強くない限りには、寒くない。
じっとしている時(寝ている時)の寒さ対策が重要。

1.テント

キャンプと言えば、まず、これかと。
でも、これ。気候のいい時期に使っている物と同じでOK。
寒冷地用に作られたものもあるけど、
低地でのスノーキャンプにそんなのは必要ない。

ただ、オートキャンプで使うような大きいものだと、
積もった雪を落としたり、テント内が暖めにくいので、
小さめの物の方がベター。

でもそうすると、日中活動しているときに、
休憩するスペースが取りにくくなる。
結構テントの出入りで雪が中に入ってしまったり、
靴の脱ぎ履きが面倒なので、
タープ(スクリーンタープがベター)みたいなのがあると良い。

人数が多くなければ、快速旅団の底無しモノポールテントみたいなのがお勧め。

テントを使うにあたって、たわしで体に付いた雪を払うなど、
室内に雪を入れない工夫を。

室内が暖まった時に全部水になっちゃうからね。

ペグは、もちろん効かないので、
スノーアンカーが必要になる。

自分は、ホームセンターで竹を買って来て、
自作した。

2.マット

適当に考えられがちだが、一番重要と言っても良い物。
雪面からの体温の奪われ方は、地面の比ではない。
薄手のマットは辛いことになる。
ホームセンターで売っているような、アルミのマットはもちろん、
カスケードデザインのサーマレストのような高いエアマットであっても、
登山用に軽量コンパクトの為に薄手に作られたものは寒く感じる。

自分が使っているのは、カスケードデザインのリッジレスト。

でも、これは最低ライン。
これだけだと寒く感じる人もいると思う。

百円ショップで売っているようなアルミシートを
更に下に敷けるように持っていったほうが良い。

3.シュラフ(寝袋)

自分の使っているのは、モンベル旧ダウンハガー#3。

ダウンには、濡れは禁物。
凍結した結露や雪が室温で溶けて濡れやすい。
保温力も上がるため、シュラフカバーは使いたい。

シュラフの耐寒気温は、
主に、下着で寝た場合の表示になっている。

なので、フリースなどを着込んで寝れば、
表示気温以下でも寝ることはできる。

ただし、シュラフは、体温を貯めこむことで暖かくなる物なので、
体温を放出しににくなるレインウェア系を着込んで寝るのはNG。

足先が冷えると辛いので、足先用の暖かい靴下履いたり、
予備のフリースやダウンジャケットを足先に巻いたりすると暖かい。

4. ガスストーブとランタン

10年以上前なら、スノーキャンプと言えば、
ガソリンみたいなかんじであったが、
昨今の寒冷地用ガスカートリッジを使えば、
火力で困ることはない。

いけないと言われていても、寒さもあって、
みんなやっているテント内での火気の使用だが、
やはり、その危険性をきちんと理解しなければやるべきではないだろう。

それを踏まえて、小型テント内での
ガスランタンは、明かりというより暖房器具となる。

昨今のLEDの登場で、小型ガスランタンは、
もはや、明かりとして選択する意味はもうないと思っているが、
他の暖房用の器具がない場合は、あっても良いものだろう。

明かりついでに、ヘッドランプだが、
寒さもあって、アルカリ乾電池などでは、弱りが早い。
LEDなら、問題が起きることは少ないが、
寒さに強いタイプの電池(エネループなど)や
予備の電池をきちんと持って行こう。

5.服装

普段の冬用アウトドアウェア(速乾)に、防水の上下のアウターで良い。
できれば、オーバージャケット、オーバーパンツの方がいいが、
厚着を着た上で、着られるなら、雨具でも構わない。

末端部分の防寒は、特に念入りに。

頭部は露出していると、体温の大半を持っていかれる。

靴下はインナーソックスを履いて二重履きにすれば暖かい。

一番頭を悩ませるのは、靴だと思うが、
車であれば、ソレルのブーツなどの防寒シューズを
履き替えればいいが、公共交通を利用していく場合はそうもいかない。

前述のような二重履きと登山靴で結構大丈夫だ。

ただ、雪が入ってくるので、スパッツは必携。

6.その他持っていくといい物

●たわし
雪落としに

●スノーシャベル
雪かきに必携。アウトドアメーカーの高い奴じゃなくても十分。

●防寒テムレス

テント設営撤収や水を扱うような作業時にあると便利。
普通のグローブだと滑ったり、水が付いた時点で保温力がなくなってしまう。

●水筒
周りに雪はあるが、それを溶かして簡単には水は作れない。
空気を多く含んでいる雪は、そのまま鍋で火にかけても、
空焚きになってしまうだけだ。
そこで、種水と言われる、初めに鍋底に入れておく水が必要になってくる。

しかし、普通にそこらに水を放置しておくと、
一晩で凍結して使い物にならなくなる。

お湯を入れて保温しておける真空ボトルか、
アルミボトルを湯たんぽ兼用でシュラフに入れて寝るという方法もある。


なんかもっと他にもあるとは思うが、
ざっとまとめてみた。

気づいた点、直した方がいいところは、
随時、加筆修正していこうと思う。



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