テアナウに着いた我々に悲しい現実が待っていた。
DOCオフィスに行き、キャンセル待ち名簿の存在を問うと、
無い、との答え。
いちいち、オフィスに来て、キャンセル状況を聞くこともできるが、
ここでキャンセル確認と予約をした方が良いと示されたのは、
クィーンズタウンで確認していた、DOCのWEBサイト。
やはり、インターネットというものが、発達した今となっては、
昔のような名簿で管理、翌朝空きがあったら、宿まで電話する、
といったようなことはしなくなってしまったようだ。
ネットで確認するなら、クィーンズタウンのバックパッカーズの方が、
時間課金される据付のパソコンしかない、
今居るテアナウのバックパッカーズに居るより、
終日無料で使える分、得だし、優位である。
テアナウは、スーパーバリューという、
ちょっと規模は小さいが、
大手のスーパーとさほど価格が買わないスーパーがあるので、
滞在するだけなら、他の町にいるのと変わらない滞在費だが、
相方の諸事情もあることだし、
他のトラックに行くということもできないので、
特にすることが無い。
近々、クライストチャーチで行われる
フラワーフェスティバルを見に行きたくもあったので、
行けるかどうかわからない、ミルフォード・トラックは後回しにして、
クライストチャーチ方面に向かうことにした。
クィーンズタウン、オマラマのBPP90%超バックパッカーズと寄り道しながら、
マウントクックに着く。
やっぱり、ここもニュージーランドに来たなら、
外したくない、ポイントじゃないだろうか。
当初、2泊のつもりで、キャンプ場代$6×2×2を備え付けの、
料金回収箱に入れたのだが、近くの施設で使えると書いてあった、
温水シャワーが壊れているのか、行ってみたら水しか出ないと書いてあったのと、
DOCのオフィスでもらった日本語フリーペーパー"GEKKAN NZ"に書かれていた、
二日後のティマルのワインフェスティバルに行きたくなって、
巡回に来たDOC職員に1泊分払い戻してもらった。
翌朝、氷河から崩れた氷が浮かんでいるのが見られるという、
フッカー湖に向かう。
全般的に平坦ではあるが、吊り橋なんかもあるそこそこ変化に富んだ道を、
楽しく行く。
フッカー湖畔で景色を眺めながら軽食を摂った後、
キャンプ場に戻る。
マウントクックで少々残念だったのが、ケアの写真。
高山に住む珍しいオウムなのだが、
これが日本のカラス並みに悪戯好きの困った奴なのだが、
前日にたくさんいたので、翌日も撮れるだろうと思ったいたら、
そういうときに限って現れず、写真に収めることができなかった。
テントを撤収した後、すぐにティマルに向けて出発。
すると、途中で雨が降り出してきた。
結構降ってきたなあ、そんなことを思いながら、
100㎞近い速度で走行中それは起きた。
スポーン、キーキーキー…
( ゚д゚)・・・
よりにもよって、運転席側のワイパーが吹っ飛んでいきやがった。
こんなこともあるよな…、とさほど驚かなかったが、
後続車も居たので、暫く行った先で減速して、路肩に止めた。
しかし、何処に飛んでいったのか、
二人で探しても見つからない。
さてどうしたものかと、一計して、
リアについているワイパーが目に付いた。
リアワイパー、壊れて動かないのだが、
ワイパーだけは付いていたのだ。
外して、運転席側に取り付けた。
雨はすぐに止み、ティマルには、特に問題なく辿り着いた。
翌朝、i-siteでワインフェスティバルの会場の場所を聞き、
開催時間ちょっと前には、既に会場にいるという気合の入り方ではあったのだが…。
財布の中がだいぶ軽くなってきた身の上としては、
入場料$20だけでも痛いのに、
試飲で$3、グラスワインで$5以上じゃ何もできやしない。
というか、ワイン飲むだけなら
$40もだせば結構良いボトルワインが買えるよな…。
日本と比べるのは、どうかと思うが、
日本でこの手のイベントがあったら、
無料入場で、ちょっとは無料で試飲できるのがあるものだけど。
アニカ・モアなるニュージーランドでは有名という女性シンガーが、
今回のイベントの目玉らしいのだが、
ワインは大して飲めないわ、前座(じゃ無いんだろうけど)の人達はイマイチだわ、
二人して正直もう帰りたくなっていた。
それでも、入場料の元は取ろうと、
根気よく待って、漸くアニカ・モア登場。
確かに、前に出ていた人達と比べると、ステージの魅せ方が全く違う。
やっぱり、きちんとしたプロは違うものだ。
20 ~30分で、彼女のステージは終わったので、
僕らもすぐに会場を後にした。
もう、ニュージーランドで入場料を取るイベントには行くまい、と思いながら。
翌日、クライストチャーチ着。
郊外のキャンプ場に泊まる。
本当に久しぶりに、BD-1を車内から出し、
ガーデンフェスティバルを見に行こうと、街に向かった。
「どこでやっているんだろう…?」
大聖堂の前は、
ちょこっと花が置かれているだけ(中には花絨毯があったようだが)で、
特になんか変わった様子は無い。
やっぱり、ガーデンって言うくらいだから、
ハグレー公園かな、ってんで移動してみたが、
これまた12月と比べて特に何か変わった様子は無い。
(;´∀`)・・・せっかく戻ってきたのに・・・
ニュージーランドで、"フェスティバル"と付いても、
あまり期待してはいけないのかもしれない…。
街をうろついていると、
クィーンズタウンで、同宿だった日本人カップルにばったり遭遇。
長く旅人をやっていると、
こういう再会が結構あることを知っているので、
特段の驚きは無かったが、それでも嬉しいものだ。
パッキンセーブの場所を聞かれたので教え、
小一時間、立ち話をして別れた。
大阪屋で食事をした後、
僕らも買い物しにパッキンセーブに行くと、
まだ、彼らは居た。
きっと、ああでもないこうでもないと、
のんびり買い物をしていたのであろう。
微笑ましいのぅ( ^▽^)
ほんとーどうでもいい、余談だが、
クライストチャーチ市内のパッキンセーブとウェアハウスの場所は把握している。
ちなみに、各パッキンセーブで特売品が違ったりする。
ガーデンフェスティバルは肩透かしを食らったが、
元フラットメイトのMさんに美味しい中華をごちそうになったりもしたので、
まんざら無駄足でもなかったのかな。
さて、クライストチャーチを後にして、
ウエストコーストに再び向かう。
次の目的地は、コップランド・トラックだ。
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