僕らの滞在したタカカの近くには、
エイベル・タズマン国立公園があり、
そこをグレートウォーク(GW)のひとつである、
エイベル・タズマントラックが通っている。
トランピングを第一目的に出てきた以上、
行ってみたいところではあるが、
このグレートウォークが少々曲者で、
事前の予約が必要なところがある。
予約するということは、希望日に行けるとは限らないし、
途中悪天候でも、延泊するのは難しいということだ。
それと全く情報を調べないで来たので、タカカまで来てしまったが、
どうやら通常は、峠を挟んでネルソン側のモチュエカをベースにするようだ。
色々考えると面倒になってきていた僕は、
とりあえず、モチュエカのiサイト(週末でDOCのオフィスが開いてなかった)で予約状況を確認して、
近日に空きがあるようなら行って、
そうでなければ、南下してしまおうということにした。
モチュエカに移動し、
まずiサイトで予約状況を確認すると、
翌日からでもキャンプであれば、行けると言うことで、
キャンプ代($10×2人×3日分)と手数料$2×2(これを忘れていた…。
iサイトで予約を御願いすると取られる。直接出来るところは直接予約した方が得。)
を支払った。
宿に移動し、スタッフにエイベル・タズマントラックの出発点まで、
連れて行ってくれるのか確認する。
某サイトの情報で、ここのバックパッカーズが
出発点まで送って行ってくれるとの話があったので、
この宿に来たのだが、その話がかなり古い話なので、
現状と違っているところがかなりあるのだ。
果たして、その宿ではもう、そのサービスは行っていなかった。
荷物と車は預かってもらえるようなので、
出発点までと到着点からの足を考えなければならない。
普通、エイベル・タズマントラックを歩く人間は、
本当のトラックの終りである、ワイヌイまで行かずに、
手前のトタラヌイで終りにするのだが、
自分が参考にさせて頂いているサイトでは、
トタラヌイ⇔ワイヌイ間が、人も少なくなり、
本当のエイベル・タズマントラックを体験できると、
書いてあったので、どうせならワイヌイまで行こうと考えていたのだが、
そこまで行くと途端にアクセスが悪くなるので、
どうしたものかと思案した。
考えた末、翌日、トタラヌイまで戻り、
ウォータータクシーで帰る、という案を思いついた。
ウォータータクシーの方が、
片道の運賃は、
バスより高いし、
モチュエカまで戻らないが、
出発点のマラハウには、
駐車場のマークが付いているので、
そこまで車で行き、
止めておくことができるなら、
ウォータータクシー片道分の運賃しかかからないので、
交通費は安くなるし、
一度通ったことのある、普通の一般道で帰るより、
海路で帰ったほうが同じ帰路でも楽しめるはずである。
問題は、その駐車場が比較的安全に車を置いておけるのか?、である。
早速僕らは、マラハウまで車を走らせ、
現地がそこそこ車を数日間放置して置けそうなところなのを確認し、
バックパッカーのオフィスでウォータータクシーを予約してもらい、
二人分の交通費を払った。
翌朝、一応の安全策で、
バックパッカーズで荷物の大半を預かってもらい、
現地に着いたのはお昼近く、
という自家用車の特権を生かす、
いつもののんびりとした出発。
でも、初日は、4時間くらい歩けば着くところなので、
この国の夏の日の長さから言えば、
全く問題無い出発時間である。
自転車で走って良いと言うなら、
BD-1でも走れそうな、良く整備された歩道を行き、
時間通り4時間ほどで目的地、アンカレッジに到着。
この国の、歩行参考時間は、
日本のかなり甘めの時間設定ではなく、
結構ぴったりの時間だったりするので、
日本の山歩きの感覚で、
「4時間か…。3時間半弱くらいかな。」
なんて考えてしまってはいけない。
キャンプ場は、トランパーの他にも、
船やシーカヤックで来ている人たちもいて、
結構な賑わい。
芝生のテントサイトにテントを張り、
目の前のビーチにでる。
ここらのビーチは、
その名の通り、白砂と言うより黄金色である。
ビーチの端まで行くと、マッスルがいたので、
夕食分を獲り、テントサイトに戻った。
参考までに、
僕らが泊まった、
アンカレッジを始めとする、
ハット(山小屋)の傍にあるテントサイトは、
濾過された水と水シャワーがあった。
2日目。
潮が引いているうちに、
干潟をショートカットする。
途中、バークベイでのんびり昼食休憩。
と言うのも、
その先の道もある程度潮が引いていないと、
通れないとのことで、
再び潮が引くのを待っていたのだ。
2日目のキャンプ地、アワロアに到着。
ここの目の前のアワロア湾は、
かなり広い干潟になっており、
明らかにコックルスがざくざく獲れそうである。
潮が上がって来る前に、
潮干狩りに行きたいところだ。
ところが、
相方の様子がおかしい。
疲れたと言って、
テントの中に閉じこもってしまった。
今日は、結構歩かせたからな…。
しょうがないので、
コッヘル片手に一人で潮干狩りに干潟に出る。
ここでも、1掻きで、2~3個が出てくるのは、変わらず。
おかず分獲って、テントサイトに戻った。
��日目。
のんびりしていたこともあり、
ここも潮が引いているうちにしか渡れない箇所なので、
目の前の干潟を焦りながら渡る。
相方の調子もだいぶ戻ったようだが、
足にまめができて、潰してしまったようで、
あまり歩きたくはないようだ。
午前中に、最終的な目的地、トタラヌイに到着。
ここは、普通に自動車で来られる場所のようで、
広大なキャンプ場に、普通に遊びに来ている人たちが大勢いて、
自分たちのようなトランパーは場違いに感じられた。
予定では、これからまだ先のテントサイトまで行き、
そこから翌朝、トタラヌイまで戻ってくるつもりだったが、
相方の足の具合もあり、
ここにテントを張って、荷物をデポし、
身軽になってから、先のエリアまでちょっと足を延ばしてみようか、
という話を早めの昼食を摂りながら話す。
問題は、トタラヌイのテントサイトが空いているか、と、
当日に予約を変更できるか、である。
トタラヌイのDOCオフィスで、
変更を御願いしてみると、手数料なんかも無く、あっさりOK。
ただ、どこかセンターかなにかで、
変更の手続きをしないといけないらしく、
そこからの予約情報の記載が変更されたFAXが送られてくるまで、
��分ほど待たされた。
トランパー用のテントサイトは、
他の一般キャンパー用とは、分けられていて、
周りにでかいテントやキャンパーバンが止まっているわけではないので、
比較的心穏やかにキャンプができた。
荷物を置いて身軽になった僕らは、
マトン・コーブの手前のひと気の無いビーチで、
このトランピングを終了した。
翌日、昼過ぎの船を予約していたので、
それまで、キャンプ場傍にある、干潟でまた潮干狩り。
ここでは、コックルスも、もちろんいたが、
他ではあまり獲れなかったピピが獲れたので、
それを中心に獲って、
夜バックパッカーズに戻ると、
それで、ボンゴレと味噌汁を作って、
無事のトランピング行を祝したのであった。
なりぴんでございます。
返信削除ここを見てるとツアーのガイドを頼みたくなるわ。w
帰ってきたらお願いします。(マジ
波紋の中の貝の写真、綺麗だねえ。
返信削除いくつか、角の方がケラレてる写真があるけど、フィルターの枠の影かな?PLフィルターとか使ってる?
こっちもぼちぼち潮干狩りの季節だねえ。あんまり砂地の貝は好きじゃないから興味ないけど。
ところで、こんな潮干狩りはどう?
↓
http://portal.nifty.com/2006/09/02/b/index.htm
獲った後がかなり大変だけど(笑)
��ナリピソ
返信削除お久しゅう。
アウトドアなガイドしかできやせんぜ?
��ぼん
ソフト防水ケースの影ですわ。
[デジタルカメラ防水/防塵ケース]DiCAPac-ディカパック JAPAN Official site
http://www.dicapac.jp/
海月はいいかなぁ(笑)
こっちで、40センチ超のカウワイって鯖みたいなの釣ったがな。
そのうち、その話も書きますわ。