試走を兼ねて、クライストチャーチ近郊の、
リトルトン、アカロアなんかに行き、
素敵なことに何も問題が起きなかった僕らのオンボロ車。
とは言え、Mさんの勧めもあり、
クライストチャーチを出るその日、
地方に行ってから交換するよりは安上がりだろうと、
タイヤだけは、交換してからクライストチャーチを後にした。
とりあえずは、自転車だけなら行かなかったであろう、
北西部を目指すことに。
本当は、ハンマースプリングスやマルイアスプリングスの辺りを通りたかったのだが、
どうしても心残りを片付けておきたかった。
ペダラーズレストに置き忘れてきたであろう、ビクトリノックスのナイフである。
クライストチャーチのアーミーショップで、
アンティークな中古のビクトリノックスのナイフを$12程で手に入れていたのだが、
無くした奴の方が、ロック機能が付いていたり、刃渡りが長いので、
今後のことを考えると、もし残っているのなら、初めに手に戻しておきたかった。
ただ、自転車でとはいえ、一度通った道、
たぶん、オークランドに戻る時に更にまた使うであろう道を、
早速使うのは少々嫌ではあったが。
助手席の相方と、あそこで休憩したね、
あそこが大変だった、なんて話しながら、
ペダラーズレストに到着。
オーナーさんにナイフの件を聞くが、知らないとの答え。
たぶん、後に訪れた誰かが持っていってしまったのであろう。
有意義に使ってもらえると嬉しいなあ。
以前テントを張った辺りは、羊が放牧されていて、羊の糞だらけ。
時間によっては、一泊しようか、なんて話していたが、
ちょっとテントは張る気にならなかった。
幸い時間はまだあるので、
ピクトンのジャグラーズレストを目指す。
ブレニムを過ぎ、あの10日間の過程を、
僅か数時間で通り過ぎ、ピクトンに到着。
ジャグラーズレストには、『NO VACANCY』の札が。
まあ、テントなら大丈夫だろう、とずかずか入り込んで、
オーナーさんにテントを張って良いか問うと、
今、休暇中なんだ、とのこと。
「何泊したいの?」
「一泊です。」
少し考えてから、
明日、旅行にでかけるから、
朝遅い時間だと、キッチンとかは使えないよ、
と宿泊の許可がでた。
初日から、難民にならずに済んだのは良いが、
以前の心地良さは感じられなかった。
実質切り盛りしていた奥さんがクライストチャーチに出かけてるとかで、
留守だったせいもあるのだろうが。
翌日、僕らは、ネルソンを経由して、タカカに着いた。
ここに来た一番の目的は潮干狩り。
翌々日が大潮ということもあり、期待は高まる。
翌日、ポイントを探してフェアウェルスピット方面に出かけた僕ら。
ビーチのすぐ傍を通り、道の端に車が止められるところで、
なんか人影があったので、車を止めてビーチに下りる。
ビーチを一生懸命二人で掘るが、何もでない。
ここではないのか…。
車に戻り、次のポイントを探して更にフェアウェルスピット方面に車を走らせると、
見事な干潟が目の端に飛び込んできた。
干潟を沖の方まで歩き、砂を一掻き。
「うおっ!!!!」
びっくりするくらいザクザク貝が出てくる。
『地球の歩き方』に載っていた、"バケツ一杯くらいすぐ取れる"
という表現は決して大げさではない。
実は、先ほどのビーチで、
『地球の歩き方』に悪態を吐いていたのは、内緒である。
コックルスと呼ばれる貝だと思うのだが、
相方がマッスルの方がいい、と言うので、
マッスル探し。
コックルスほど大量ではないが、
干潟をよく目を凝らして歩いていると、
大き目の貝が転がっているのが分かるので、
それを拾って歩いた。
小一時間で、手持ちの小型クーラーボックスが、
コックルスとマッスルでいっぱいになったので、車に戻った。
その日の夕食が、
貝尽くしだったのは言うまでも無いのであった。
ずいぶんひさしぶりの更新ですなあ。
返信削除なんや聞いたことのない名前の貝だけど、ムール貝みたいなもんか?
あっしは、2週間ほど前にトライアルの真似事やってて腰を痛め、1週間前に野球の練習でそれをダメ押しし、今は仕事のとき以外はひたすらひきこもり。
痛めた直後は寝返りを打つのさえつらい状況だったが、今はとりあえず日常生活は問題なく送れる程度に落ち着いている。
しかし、運動は一切できない。
早く治さないと。
なんか、この頃はパソコンの前にいることが少なくて、
返信削除更新もほとんど停滞中です(笑)
別に行動していないわけではないんですけどね。
この投稿も、投稿した時点でひと月前の出来事ですから。
> ムール貝みたいなもんか?
そうそう。
マッスル=ムール貝です。
腰は、やばいからね。
ねぶたまでにはきっちり治さないと!