奥利根湖に漕ぎ出せ



天気予報が微妙だったので、直前まで悩んでいたのですが、





結果梅雨明けとなった先週末の連休。





念願の関東カヤッカーの聖地とも言える、奥利根湖に行ってきました。











土曜の未明に、出発。





下道を、同行のぼんさんと交代交代、進みますが、





いやー、全然近づいてこねえ・・・。






途中、深夜営業もしているスーパーがどっかにあるだろうからそこで買出ししよう、





と思っていたのに、





寄り損ね、結局早朝、目的地近くの某コンビニで食料調達。






まあ、予想通り大した物が集まらず2泊3日という予定に





大きな不安を残しながら、奥利根湖着。






朝、7時頃だというのに、駐車場は満車状態。





事前にウェブで知らなければ、止められず、大変なことになっていた。






しかし、みんな、早すぎ!






深夜出発→高速→目的地近くで仮眠






ってかんじなんだろうか。






さて、夜通し走ってきて疲労がさすがにピークなので、





暫しの間、仮眠。






よく、この日差しの中寝てたな、と思いつつ、10時過ぎ目覚める。






カヤックのセッティングをしていると、





知人のカヤックガイドの方に声を掛けられた。






「今日、(湖の)奥でキャンプするつもり?」






「ええ。」






「うちは、今日人数多いし、鉄砲水が怖いんでこっち(ダムの一部にテントを張れるスペースがある)





に張ることにしたんだ。やるなら、夕立に気をつけて。」







「はい、わかりました。(鉄砲水…(´Д`;))」






セッティングを終え、湖まで艇を運ぶ。






湖面までスロープが作ってあり、





短時間なら車を入れ、そこまで荷物を持っていけるのだが、





うちらは、大して荷物も無いので、





人力で運び込む。






湖に面して、左側に荷物を寄せ、準備していると、





後ろから来たボートを降ろそうとしているオッサンに怒られた。






ボートを乗っけている牽引車によっては、





左端いっぱいに寄らないと湖面まで行けないんだそうだ。






準備するなら、右端が暗黙のルールらしい。






スマヌスマヌと、艇を水面に出し、





邪魔にならないところで積み込みを行った。






さーて、漸く出発。






奥利根湖の形をV字に例えるなら、





左側の奥を目指す。






ぼんさんが、準備中、耳にした情報によるとそっちの方がいいらしい。





また、そっちがキャンプができなくとも、右より距離が短いのでダメージが少ない。






奥利根湖






雨が多かったため水位が上昇しているからかもしれないが、





それにしても、水が綺麗だ。






香しい水の匂いが溢れている。






奥利根湖カヤック






緑と水の感触を楽しみながら、





奥まで到着したものの、上陸できそうなところは無い。






後ろから、別のカヤッカー達が来て、






「ああ~。やっぱりダメだ。前ここに張ったの。」






なんて言っている。






どうやら、自分が浮かんでいるあたりは、





普段は陸地らしい。






ちょっと小腹が空いてきたので、





艇に乗ったまま、軽食を取る。






ぼんさんの持ってきた、長崎名物のヨリヨリがうまい。





こういう堅めのものをガリガリ齧るのは結構好きだ。





なにより、小麦粉でできたこいつはこういうときには、





いい燃料になりそうだ(笑)






奥利根湖






さて、今度は、右奥を目指す。






さっきより距離も長いため、





性能の悪い、直進性が皆無の艇に乗せられている





ぼんさんが少々辛そうだったが、





なんとか到着。






キャンプ禁止の立て札があるが、





水に沈むところがダメなだけで、





奥のほうは良いようだ。






現に先客が2パーティいる。






逆に言えば、張れる場所が限られるので、





石をどかして整地してからの、キャンプとなったが。






16:30着、途中軽食しか摂っていないこともあり、





早速晩飯の準備にかかる。






しかし、食材は限られている。






熟考の結果、パスタに。






一人分の100gを食っての感想。






「足りねえ。」






ここは、滞在日数を減らしてでも、





もう一食いくしかねえ。






今回の目玉の、乾燥食材のカレーとレトルトごはんをもりもり食う。






腹がくちくなったので、





疲労と寝不足もあり、とっとと寝ることにした。






翌日は、昨日以上の好天。






昨日は、まだ水に入る気にならなかったが、





水に入って遊ぶ。






そうこうしていると、隣の渓流釣りグループが、





20~30センチはある岩魚と思しきモノを3匹釣って沢の奥から戻ってきた。






持ってきている竿はショボイものだが、





ここは行くしかあるまい、と沢奥に行く準備をしていると、






湖の管理組合らしい人がきて、





ここにテント張っちゃだめ、と言われた。






理由は、鉄砲水である。






食糧事情により、どっちにしろ撤収なので、





特に問題なかったが、すぐどかせ、





というヒステリックな対応ではなかったのが、





意外かつ好意的に感じました。






さて、多少沢筋を奥に進んだ我々でありましたが、






大した情報も、道具もなく、釣れるなら苦労しないわけで、





結果は坊主。






奥利根湖






キリキリと冷える雪解けの水につかってはしゃぐだけでも





楽しかったわけですが。






奥利根湖






テントまで戻り、撤収。






再び湖上の人となったわけですが、





その帰路、湖岸の岸壁に白い物体を発見。






遠めには、雪のように見えましたが、





まさか、ここいらには残っていないだろうと、





確認のため近くによって見ると、そのまさかの雪でした!(゜∀゜)






奥利根湖の残雪






早速、岸に着け、ガリガリ雪を齧るぼんさん。





野蛮だ。






確かに、カキ氷状になっていて、うまかったけど。





・・・食ってるじゃん。





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